シャンゼリゼのゴールスプリントを制したのは――若きダッチマン、グルーネヴェーゲン![Le Tour de France tape 21]

3週間にわたって行われたツール・ド・フランスは今日最終日を迎えます。

ドイツのデュッセルドルフをスタートした今年のツール、昨日マルセイユでの個人TTを終えた選手たちは今朝飛行機で移動ののち、今日のスタート地点である――第1回大会のスタート地点でもあるパリ郊外のモンジュロンに集結します。

7月23日、ツール・ド・フランスの最終第21ステージはモンジュロンからパリ・シャンゼリゼにゴールする103kmで行われました。

今年はシャンゼリゼ通りを中心とした周回コースの中で1回だけ中間スプリントが登場する以外は途中にポイント設定はありません。

勝負は間違いなく周回コースに入ってから動きが出てくると思いますが、今日の見どころは「誰がステージ優勝をするのか?」――ここが一番になるのではないかと思います。

果たして、今年もゴールスプリント勝負になるのか、それとも2005年以来となる逃げ切り勝利があるのか、その結末に向けて今年の最後のツール・ド・フランスのステージがスタートします。

メモ

今日のパリ近郊の天気は曇り

午前中雨が降ったのか路面は濡れているが、現在雨は降っていない

ただ、予報ではこのあと雨が降るとも

16:42 プレスタート パレードランが始まった

今日のステージに際して、フルーム、バルギル、マシューズ、サイモン・イェーツの乗るバイクはジャージの色に合わせたカラーリングになっている

またSKYの選手たちのジャージは背中の青のラインが黄色に変更された特別仕様となっている

4賞ジャージを着た選手たちが集団より前を走っている それぞれがこの時間を利用して談笑している

16:52 0km地点 旗が振られて最終ステージがスタート

ただし、先頭ではバルギルとサイモン・イェーツが何やら談笑ののち、マシューズが上がってきてバルギルと何やら話している様子

その後ろではフルームとコンタドールが何やら談笑している

16:58 残り100km ディメンションデータのカミングスが集団前方に上がってきてフルームに対して挨拶と祝辞をかけているようだ

17:02 残り97.5km 先頭を走っているバルギルとマシューズにコンタドールをはじめとしたトレックの選手たちが3人上がってきた 5人で談笑中

17:07 残り95km マイヨ・ジョーヌを着るフルームは集団の後方に下がってディメンションデータのパウエルスと談笑している

各選手フルームに対して声をかけて祝辞を受けているようだ

17:09 残り93.8km フルームがチームカーからドリンクが入ったグラスを受け取った

17:10 チームメイトたちもグラスをもって乾杯が始まった

そして、グラスを持っているマシューズが何故かその輪の中に入ってグラスを上げて乾杯した

そのグラス、どこからもらってきた!?

17:12 SKYの選手たちが乾杯の記念撮影

17:13 残り92.1km フルームはチームカーのスタッフとも乾杯している

一通り乾杯したのちフルームはグラスをチームカーに返した

17:20 残り88.6km フルームは再びチームカーからグラスを受け取った

他のチームメイトは(多分ノンアルコールビールが入った)瓶を持っている

ルーク・ロウに至ってはビールかけをしておどけている

ロウと共にふざけている選手もいるが、チーム一同で再び乾杯

17:22 残り87.1km 集団からワンティのオフレドが飛び出した

何でも彼はこのあたりに住んでいるということで地元への凱旋の挨拶ということなのだろう

集団の後方ではマイヨ・ジョーヌを着るフルームと、総合最下位――ランタン・ルージュのロウが談笑している

17:30 残り83.4km フルームが集団の後方に追いついた

その際にすれ違う選手たちから次々と言葉を掛けられている

17:34 残り82km 集団からSKYのランダが飛び出している

ただ、アタックではなくてどちらかというとおふざけ的なものと思われる

ランダはほどなく集団に戻った

集団内ではAg2rのゴティエが何やらメモをカメラに見せている

ガールフレンドへの公開プロポーズか??

その横をキャノンデール・ドラパックのローランが手でハートマークを作っておちゃらけている

17:43 残り75km アスタナのアルーがカメラに向かって笑顔で手を振っていた

今日のステージが現役ラストのレースとなるディレクト・エネルジのヴォクレールはいつもの集団の後方に位置してジェルを補給中

17:49 上空ではフランス空軍による編隊飛行が行われている

17:52 残り68.6km 集団の後方のチームカーの隊列ではSKYが他のチームカーと健闘をたたえるように乾杯していた

17:54 残り68km 集団の後方に位置しているバーレーンメリダ新城幸也は左手に小さな日の丸をもってカメラに向けてポーズを決めている

17:57 残り65.7km メイン集団内で落車が発生

バーレーンメリダのグルメイが落車した

自身に大きなダメージは無いようなので再スタートは出来そうだが……?

18:00 残り64km マイヨ・ジョーヌを着るフルームが止まってマシンを交換した

メカトラブルか??

18:08 残り58.5km プロトンがグラン・パラスの中を通過していく

18:09 残り58km 集団がいよいよ周回コースに入っていく

集団の先頭はSKYがコントロールしている

18:12 残り56km 早速集団からアタックがかかった

まずはフォルトゥネオの選手がアタックし、次にオフレドがアタックを仕掛けてきた

ただ、まだ抜け出してはいない

18:13 残り55km 集団が1回目のゴールラインを通過

ここから8周回してゴールとなる

18:14 残り54.2km 集団からオリカ・スコットのインピーが飛び出した

それを追いかけるのはクイックステップ・フロアーズのブランビッラ

その2人を追いかける追走が次々と出ている

18:16 先頭と集団がエトワール凱旋門を回っていく

そして、再びシャンゼリゼ大通りへと戻っていく

18:17 残り51km 先頭のインピーに追走が3人追いついた

追いついたのはディレクト・エネルジのシャヴァネルクイックステップ・フロアーズのヴェルモト、カチューシャ・アルペチンのポリット

メイン集団からまだ何人か飛び出している

18:19 残り50km 先頭の4人にアスタナのルツェンコが追いついた

さらに追走が4人ほどいるようだ

18:20 残り49km 先頭の5人にさらに4人追いついた

メイン集団の先頭はSKYからディメンションデータ、コフィディス、ロット・ソウダルなどスプリンターが残っているチームが中心に引き始めた

先頭に追いついたのはBMCのシェアー、モビスターのエルビティ、ワンティのスミス、ボーラ・ハンスグローエのブルクハート

18:21 残り48km 先頭集団が2回目のゴールラインを通過 残り7周回

メイン集団との差は14秒

パリの市街地、雨が降り始めてきたようだ

18:26 残り44km 先頭集団とメイン集団との差は22秒

18:28 残り42km 先頭集団とメイン集団との差は13秒

現地は雨が止んだとのこと

18:29 残り41km 先頭集団とメイン集団との差は13秒

メイン集団にいた山岳賞ジャージを着ているバルギルの後輪がパンク

タイヤを交換して再スタートするが、時間がかかった

18:31 63.5km 中間スプリントポイント

特に争うことなく流れの中でシェアーがトップで通過

メイン集団も特段動きはなくゲシュケが集団を引いている

18:35 残り37km 先頭集団とメイン集団との差は22秒

メイン集団の引きにロットNL・ユンボが加わった

バルギルはチームカーの隊列にまで戻ってきた

18:38 残り34km 先頭集団が4回目のゴールライン通過 残り5周回

メイン集団との差は18秒

バルギルはメイン集団に復帰できそうだ

18:43 残り30km 先頭集団とメイン集団との差は20秒

18:46 残り27.5km 先頭集団とメイン集団との差は16秒

先頭集団は5回目のゴールラインを通過 残り4周回

18:51 残り22km 先頭集団とメイン集団との差は20秒

メイン集団の引きにディメンションデータのカミングスが加わっている

18:54 残り20.5km 先頭集団とメイン集団との差は13秒

先頭集団は6回目のゴールラインを通過 残り3周回

18:57 残り17.5km 先頭とメイン集団との差は9秒

先頭集団でヴェルモトがペースアップをして瞬間的に中切れが起きたが、再び一つになっている

19:02 残り13.5km 先頭集団とメイン集団との差は10秒

先頭は7回目のゴールラインを通過 残り2周回

19:04 残り12.3km 先頭とメイン集団との差は7秒

先頭からスミスが遅れた

代わってメイン集団からカチューシャ・アルペチンのマルティンが飛び出した

この動きにBMCのファン・アフェルマートなどが反応している

19:05 残り11.5km 凱旋門を回ったところで先頭集団とメイン集団はほぼ一つに近い数珠つなぎ状態になっている

19:06 残り10km メイン集団からAg2rのラトゥールの後輪がパンクでストップ

メイン集団と先頭は一つになったといっていい状況になった

メイン集団を引いていたカミングスが役目を終えて下がっていく

19:07 ラトゥールはタイヤ交換をようやく終えて再スタートした

19:09 残り7.5km 集団の先頭にSKYの隊列が上がってきた

フルームは4番手につけている

19:10 残り6.5km 鐘が鳴ってラスト1週

メイン集団からアスタナのグルージェフが飛び出した

メイン集団からはディレクト・エネルジのヴォクレールが遅れていく

彼は最後の1週を流すようだ

19:11 残り5.5km メイン集団からクイックステップのシュティバールがアタック

一気にグルージェフを抜いて先頭に立った

モビスターのズッターリンがアタック

ズッターリンはグルージェフに追いついた

19:12 グルージェフとズッターリンはメイン集団に吸収される

メイン集団が凱旋門を回るところでバーレーンメリダが上がってきた

隊列の先頭は新城幸也が引いている

19:13 残り4km 先頭はシュティバール

メイン集団が残り4kmを切ったところでアスタナの選手が飛び出したが、すぐにチェックされる

メイン集団の先頭にカチューシャ・アルペチンが上がってきた

19:14 残り2.5km 先頭のシュティバールがメイン集団に吸収された

メイン集団の前の方は混とんとして来ている

どこかが列車を組んでコントロールしてのスプリントではなく、地脚勝負になりそうだ

19:16 集団が残り1kmを通過

右側からコフィディス

左側からカチューシャ・アルペチンが上がってきている

最後のカーブを回れば残りは350m

残り300m 先頭を引いていたカチューシャ・アルペチンの選手が仕事を終えて下がっていったので2番手にいたグルーネヴェーゲンが先頭に出てしまった

直後にグルーネヴェーゲンはスプリントを開始した!

彼の後ろにはクリストフがつけている

しかし、クリストフがグルーネヴェーゲンからつき切れしていく!!

右側からボアッソン・ハーゲンが上がってくるが、こちらももうひと伸びが足りない

残り100m 後方からグライペルが猛烈な勢いで上がってきた

届くのか?届くのか?

しかし、先頭のグルーネヴェーゲンが先頭の座を守りきる!

グルーネヴェーゲンが上体を起こして先頭でゴール!

やや間があってから右手を突き上げた!!

第21ステージ、勝ったのはディラン・グルーネヴェーゲン!!

自身初のグランツールでのステージ優勝を、パリ・シャンゼリゼで達成した!!

集団内でマイヨ・ジョーヌを着るフルームもチームメイトと共に無事にゴールした

この瞬間、3年連続4回目の総合優勝を達成した!!

レース後シャンゼリゼ通りに設置された特設な表彰台で表彰式が行われた

マイヨ・ジョーヌはクリストファー・フルーム

総合2位 リゴベルト・ウランウラン

総合3位 ロメン・バルデ

ポイント賞はマイケル・マシューズ

第17ステージでキッテルがリタイヤしたこともあったが、第14・16ステージで勝利を挙げ、山岳ステージでも積極的に中間スプリントを取りに行ったことが結果的に大きかった

山岳賞はワレン・バルギル

怪我明けで臨んだ今大会はこのジャージにターゲットを絞って、ヴォージュとピレネー中央山塊で確実にポイントを積み重ね、アルプスではイゾアールを制するなどステージ2勝を挙げて初の獲得となった

ヤングライダー賞はサイモン・イェーツ

昨年は双子の弟のアダムが獲得したジャージを今年は双子の兄が獲得するという、こちらもある意味快挙というべきことを成し遂げた

チーム総合はチームSKY

こちらは何と第1ステージから一度も彼らがその座を譲ることなかった

彼らのチーム力の高さの一端がここに表れているといっても過言ではないだろう

なお、新城幸也は今日のステージは28位、総合109位で7回目のツールを完走した

今大会のスプリンターたちによるゴールスプリントはトレインを奇麗に作った状態でスピードを上げて最後エースを発射させるというこれまでのパターンは無くて、残り1kmを切ったあたりからは混とんとした状態で進んで最後は彼らの地脚勝負というパターンばかりでしたが、今回もそのご多分に漏れない展開でした。

残り1kmを切ったところで先頭はカチューシャが引いていたものの、エースのクリストフとの間に入ったのがグルーネヴェーゲンでした。本来ならクリストフの後ろを取るのがセオリーですが、そこをあえて「クリストフのポジションを取った」――前を引くアシストが離れた時には自分自身が先頭に押し出される格好になるのでこのような位置取りをすることは基本ないとことを意図して行った――これが結果的には大きかったと思います。

実際に残り300mでグルーネヴェーゲンは先頭に押し出されたんですけど、そこから迷うことなく踏み始めると、後ろにいて彼のスピードを利用できる立場にいたはずのクリストフが付き切れしたことで、半分以上勝負があったと思います。

ボアッソン・ハーゲンも追い上げるも途中でスピードが垂れて、グライペルの猛烈な追い上げは凄かったですし多分一番スピードが乗っていましたがが如何せんスプリントするときの位置取りがあまりにも後ろ過ぎたので残り距離が足りなさ過ぎました。

結局ロングスプリントをそのまま押し切ったことで自身初のグランツールでのステージ優勝を挙げることが出来ました。

表彰のあとに現地に来ていたご家族と抱擁を交わしていたシーンはとても喜びにあふれていました。

簡単ではありますが今大会を振り返って見ようかと思います。

今大会、事前の予想ではクライマー優位ではないかと言われてみましたが、終わってみればSKYの牙城は揺るぐことは無かったです。

第9ステージでゲラント・トーマスが落車リタイヤしましたがクヴィアトコウスキー、キリエンカ、ニエベ、ランダをはじめとしたアシストたちがほとんどブレーキがかかったり剥がされることはなくエースであるフルームを最後まで守り切りました。特に山岳ステージのクヴィアトコウスキーの引きは素晴らしく、彼のペースに多くのライバルが苦しめられたことからも彼の働きはMVP級の活躍でした。

その一方でエースのフルームですが、今年は出場レースがとても少なくかつ結果もそこまで良かったレースというものがなくて事前の段階では「どうなの?」という心配もあったのですが、終わってみれば一番「ブレーキは無かった」です。

山岳ステージでは時折危ない場面があったり12ステージのようにゴール直前の激坂で置いていかれるなど、過去3回制した時のような上りで圧倒的なパワーでライバルたちを振り切ることは全くなく今回に関してはステージ優勝が一つもなかったのですが、万全のチームのサポートと、もともと得意としていたTTでの安定度の高さで築いた差を上手く使ったことが大きかったと思います。

これで彼は4回ツールを制しました。彼自身もコメントしていましたが、これで彼は来年「5勝クラブ」への挑戦権を得たことになります。その時にはライバルたちを圧倒する彼の雄姿をどこかで見せて欲しいと願っています。

フルームもコメントしている通り今年のツールはそのコース設定から「超ド級」的な最難関ステージが存在しなかったこともあってか最後まで接戦の戦いでした。

それを演出した一番手は間違いなくAg2rだと思っています。このチームはその母体となるチームが誕生したのが1992年、Ag2rが本格的にスポンサードを開始したのが1999年ですので現在の自転車ロードレース界では数えるほどしかない老舗チームなんですが、そんな彼らもツールでの目標はつい最近までは「ステージを取る」ことが目標でありステージレース全般において総合争いに絡むというのは陣容も相まってあまりなかったチームです。

そんなチームがバルデというステージレーサーの台頭によって状況が変わってきました。彼が昨年総合2位となって表彰台に上がると、今年はその彼の総合優勝を狙うためにメンバーをそろえて臨みました。実際に第9・15・18ステージでは彼らは果敢にレースを動かしてきて特に9ステージではリスクを恐れずに攻めの姿勢を見せて、見ていてワクワクさせる場面を作りました。ただ、フルームとSKYを追いこめたかというと、残念ながらあと1人か2人足りなかった感じはしたのも含めてチームとしてのオペレーションに甘さがあったように思います。とはいえ、彼らとしては初めてマイヨ・ジョーヌを狙って臨んだツールでしたので、今回の反省が次に活かすことが出来れば――フランスにベルナール・イノーさん以来の歓喜がやってくるのかもしれません。

バルデとAg2rと並んで最後までフルームに迫ったのはキャノンデール・ドラパックのウランウランでした。彼に関しては今回のチーム編成がステージ狙いのアタッカーが中心で総合を狙う陣容ではなかったので厳しい戦いだったはずなんですが、第9ステージでステージ優勝したのを含めて3週間通じてフルームと並んでブレーキらしいブレーキがなくミスらしいミスもほとんどなかったので、彼自身は素晴らしいパフォーマンスを見せたと思います。

TTも――もともとTTは速い方で、かつてジロのTTでステージ優勝を取ったことがあったものの近年は精彩を欠いていたのですが、今回に関しては――第1ステージこそタイム差がつきましたが20ステージではそこまで遅かったこともなく彼自身としては上手く乗り切ったと思います。

ただし、そのTTでついた差が最終的な総合のタイム差にも直結しているのもまた事実です。そういう意味ではアシストがいなかった中でのこの結果は、彼自身まだ老ける年でもないですし、もうひと花を咲かせるような気がしていますし、それを期待したいです。

今大会にかんしてのもう一つのエピソードとしては、第1週を中心にアクシデントが多かったことです。

第1ステージでの個人TTでバルベルデとヨン・イサギーレ・インサウスティが同じ場所で落車してリタイヤしたことから始まり、第4ステージでのゴール前でのサガンカヴェンディッシュが絡んでの落車はもちろんのこと、第9ステージではゲラント・トーマス、リッチー・ポートが下り区間で落車してリタイヤのをはじめ5人がリタイヤし、このステージで落車して大きなダメージを負ったマイカはステージこそ完走したものの次のステージは出走せずに大会を去りました(なお、このステージでは7人がタイムアウトで大会を去っている)。

第2週に入っても第11ステージでの落車でアスタナのカタルドがリタイヤし、その落車に巻き込まれて左手首にひびが入りながらも走り続けていたチームメイトのフグルサンクも結局第13ステージでリタイヤしました。アスタナとアルーにとってはアシストの中でも一番強力な「両翼」を失ったことが大きく響いた大会になりました。

第17ステージでは序盤の落車に巻き込まれたキッテルがマイヨ・ヴェールを着たままリタイヤするなど、これだけトップレーサーが落車に巻き込まれて大会を去った年は珍しいです。

昔と比べるとプロトンでの走り方が変わったとも言われる昨今のステージレースですが、それと共にアクシデントから身を守る方法も変わっているのか難しくなっているのか――どちらにしても選手たちにとっては心身共に厳しい大会であると共に、そこに出場して完走することがいかに凄いことかを改めて感じます。

(もちろん選手たちは「プロ」ですから結果を求められていることもまた事実なんですけどね)

今年のツールはフルームの4回目の総合優勝で幕を閉じました。

表彰式のラストに来年のグランデパールのセレモニーが行われましたが、来年は――その時に登壇した、このレースで現役キャリアを終えるトマ・ヴォクレールの出身地である、フランスのヴァンデ県からスタートします。